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ガイ「いってて………;Σあ、アリス!大丈夫かっ?!;」
そう言って僕の身体を起こしてくれたガイ
………あれ?今……………
イオン「ガイ、あなた女性恐怖症だったのでは?」
男の僕が女装してるといっても、見た目が女性の僕をガイは触れたのです
ガイ「………お、俺…今………」
ガイ自身、相当驚いているようです
ガイ「アリス…っ!俺、君のお陰で女性恐怖症を克服出来たぜ!ありがとう!!」
そう言って僕の手をとって笑顔を向けてくるガイ
ガイ「…って、俺アリスのフードびしょ濡れにしちまったな…;悪いっ!;」
イオン「いえ、これくらい大丈夫ですよ」
そう、僕はガイが転んだことで彼の持ってきた水がかかってしまったのです
正直放っておけば体に障るのですが、乾かすためにフードを取れば正体がばれてしまう
それだけは避けたかったのです
ガイ「大丈夫って…、そのままだと風邪引くぞ?」
そう言って僕のフードを取ろうとするガイ
マズイ…
これは非常にマズイ………
危機感を覚えた僕は、あと数センチでガイの手が触れそうになったとき、自分でも驚くほどの声量を発していました
イオン「だ、駄目です!これだけは取れませんっ!!;」
僕はフードを深くかぶり直しながら、後退ってしまいました
僕のこの行動にはガイも驚いたようです
ガイ「ふ、フード取れない理由でもあるのか?」
イオン「…理由というか、その…、顔を…見せたくないんです」
ガイ「見せたくないねぇ………。アリス、君は女の子だろ?君のその可愛い顔を出さないと、勿体ないと俺は思うぜ?」
そう言って微笑むガイ
きっと女性はこういう男性に惚れるのでしょうね
女性は(強調)←←←
イオン「それでも………、僕はこれを取りたくないんです…」
ガイ「………僕…?」
イオン「い、いえ!なんでもありませんよ!;あ、そろそろ戻らないとアニスに怒られてしまいます!ガイ、今日一日ありがとうございました!それでは失礼しますっ!;」
ガイ「Σなっ、アリス!ちょっと待てよ!」
僕は棒読みで適当に言い訳をしながらも(←)なんとかその場から離れようとしましたがガイに腕を捕まれ、そして…
イオン「が………、ガイ…?」
僕は彼に抱き締められ、身動きが取れなくなってしまいました
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