梅と鶯

9/21
前へ
/133ページ
次へ
 梅の花びらがひらひらと男の頬をかすめた・・ 童子に庭園 どれも戦場とは無縁である。ここでこうして空気を吸っていると我を取り戻すのにそう時間はかからなかった。 「そうか・・生きている」 と 当たり前な事を呟いてしまうのだ。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加