梅と鶯

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こうして二人が 寄り添いこそしないが 近すぎず遠すぎず 座っているのを見て ぴー。パタタタ‥ 今度は一声小さく泣いて 飛び去る 鶯 「あぁ‥  行ってしもうたか‥  拙者とした事が  礼を言い逃してしもうた‥」 「まぁ、又十郎様ったら‥  ぅふふ」 立春 春と呼ぶには寒い季節であった。
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