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亮「あきら、早く立ち上がれ」
あきら「亮!!真奈と小春はどうしたんだ、なんで一緒にいなかったんだ。」
亮「苦しんでたくせに、よくそんな言えるな」
あきら「…そうだな。すまない」
亮「いまはこんな女と戦いたくない…逃げるぞ」
あきら「そうだな…」
亮「走るぞ!!」
あきら、亮はいきなり出口に向かって走り出した。
女も笑いながらあとを追い掛けてくる…
女はすぐに二人に追い付いた。
女「逃げるんだ。ぅふふ」
あきらと亮は、後ろから肩を
叩かれたが、一生懸命走った。
あきら「振り向くなよ、とにかく出口へ向かえ!!」
亮「わかってる!!」
ついに出口が見えてきた。
あと一歩のところまで来たが…
女「ぅふふ。ダーメ!!」
出口の前に女が急に現れた。
あきら「クソッ。
出口がすぐ目の前にあるってのに。」
亮「…。」
女は相変わらず、ものすごい笑顔をして、黒い歯を見せ、チューリップ帽子で両目を隠している。
風が無いのに、女の服がヒラヒラと揺れた…。
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