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あきら、亮、真奈、小春の4人は、お化け屋敷の外へと踏み出した。
たしかに普段と変わらない雰囲気。ただ人が止まっているだけなのだ。
時間も流れて行き、風も吹いている。
観覧車も回っている。
メリーゴーランドも音楽に合わせて回っている。
ジェットコースターは人を乗せて、動いていた。しかし悲鳴は聞こえない。
人間だけが、時が止まっている。
4人以外の人だけが…
あきら「まいったな…」
亮「これからどうしたらいいんだ?」
真奈「この状況はなんなのよ!!意味わからない…」
小春「とにかく、解決策を探しに歩きましょうか…」
4人は遊園地内を散歩することにした。
「チャララ~チャラッララ~」
真奈「あっ!!メリーゴーランドの音だわ」
あきら「これきくと遊園地に来たって感じがするな!!」
人を乗せたメリーゴーランドが回っている。
亮「でも、今の光景楽しさを感じられないな…」
小春「そうね…。私、泣きたくなる…」
メリーゴーランドの馬に乗ってる人が、
笑ったまま床へと転落していく
子供や大人…
この光景は、地獄であった…。
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