おじーちゃんの物

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『おや,どうかしたの?』 おばあちゃんのこの一言で目を覚ました俺。   『いや…おばあちゃん,さっきの嘘でしょ?』   『あらやだ。嘘じゃないよ。何年おじーちゃんと一緒に居ると思ってるの。私はこの目で見たわ~。』   おばあちゃんの回想モードにはついていけなかった。 俺の知っているおじーちゃんとは全く違っていて戸惑ったからだと思う。   『あ。そうそう。久しぶりに整理したら,おじーちゃんの物が色々出てきたのよ。待ってて。』 と言っておばあちゃんは奥の部屋へ行ってしまった。   俺は好奇心がわいた。   『お待たせ。これがおじーちゃんが遺していった物だよ。』 おばあちゃんは持っていた段ボール箱を開けた。   『え!!!?これ!?』 中には変な手ぬぐい,お笑いのような腹巻き。 さすがにこれにもびっくり。
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