act 2

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「伊藤、。」 不意に主任に呼ばれた。 「はい?何ですか?」 「コーヒー・・・淹れてくれ。」 「は・・・。判りました。」 何故?あたしに・・・?? 「どうぞ。」 「さんきゅ。伊藤の淹れたコーヒーが一番美味いんだ。」 あぁ・・・。 そういう事でしたか。 ・・・多分あたしの顔、真っ赤に染まってる。 雛が怪訝そうにこっち見てるもん。 ------昼休み。 「ねぇ?華恋。主任と何か、あったの?」 ほら、ね。 やっぱり来たか・・・。 「何もないよ?」 「そう?華恋さっき顔真っ赤だったよ。怒られてもないのにさぁ。」 ・・・気づきましたか。 「あんたには、隠しても無駄だね。あたしさ・・・。」 言葉に詰まる。 このまま話していいのか・・・? 「何?何なの?」 「あたし、主任の事好きなんだわ。」 「へっ・・・??変わってるね、華恋。」 ・・・絶対勘違いしてるよ、こいつは。 「多分・・・陸より好きかも知れないな。」 「何それ?華恋の言ってる事って恋愛じゃないの?」 「・・・だからそうだって。」 頼むから、何度も言わせないでよ~・・・。 恥ずかしいんだからさぁ。 「華恋がそれでいいんなら、いいんじゃない?」 あれ・・・??? 案外簡単に受け止めたな。 「そう?じゃ応援してよ?」 「それは嫌だよ。あたし主任苦手だもん。」 ま、そりゃそうだわな。
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