act 2

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ふふ…―――。 微笑んだ碧は、とても綺麗で…。 あたしにはやっぱり叶わない夢なんだなって…―――。 「華恋?どうした?」 咄嗟に言葉が出た。 「あたし主任が好きなんです……。あっ、迷惑ですよね。今の聞き流して下さい。」 ―――多分呆れた顔をしているだろうな。 そんなの見たくないよ~。 焦って自分のデスクに戻ろうとした華恋の手を、碧が掴んだ。 「あたしの事を好きなんて言ったヤツは、後にも先にも華恋だけだよ。」 「え…?でも主任には彼が…。」 「とっくに別れたさ。」 そう…だったんだ。 「ごめんなさい…。あたし余計な事を…――」 華恋の言葉を遮ったのは…? 碧の華奢な白い指先だった。 「いいって。気にすんなよ?華恋の気持ち嬉しいよ。」 「本当ですか?・・・いや、気を使ってくれたんですね?」 「そう思うのか?」 そう言った碧の表情は、何だか凄く儚げに見えて、あたしは思わず碧の手を握っていた・・・-----。 「あたし、好きです。しゅ・・・碧さんが。」
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