act 2

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「華恋、何飲む?」 「取りあえず生ビール。」 「じゃああたしも。生ふたつお願い。」 そう言ってから、碧はポケットから煙草を取り出した。 「あ、煙草いいか?」「あたしも吸うから、大丈夫。」 碧の煙草・・・。 セブンスター・・・------。 陸と同じだ。 「華恋、乾杯しよ?」 「何だか会社とは別人だね?」 子供みたいにはしゃぐ碧にそう言った。 「あたしさ、こんな性格だろ?女の子同士でこんな風に話した事ないんだ。」 ふっ・・・と、寂しそうに言ってから、紫煙を吐き出した。 「あたしが・・・いるじゃない。もうひとりじゃ、ないよ?」 その夜あたしは、陸の悪口を散々碧にしゃべっていた。 碧はけらけら笑いながらも、ただあたしの話を聞いているだけで、自分の事は何一つ、話しはしなかった。 「・・・ここ何処・・・???」 見覚えのない部屋。 隣りに眠っているのは・・・。 碧?? あたし。 また潰れちゃったのかぁ~・・・。 華恋はあまり酒に強くない。 のに、飲みだすと記憶がなくなるまで呑む癖があった。 そっとベッドから抜け出して、財布だけ持って近所のコンビニに走った。 昨夜の化粧も落としてない。 それから・・・。
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