26人が本棚に入れています
本棚に追加
華恋はコンビニで朝食の材料を買って、急いで碧の部屋に戻った。
・・・----その頃、碧は・・・。
「・・・あれ、華恋??」
ぼ~っとしたまま、隣りに寝ていた筈の、華恋の姿を探していた。
部屋には、華恋のバッグが無造作に置いてある。
「買い物でも行ったのか・・・?」
昨夜あまりにも楽しかった碧は、少し二日酔い気味だった。
バスルームに行き、浴槽にお湯を溜める。
その時、ドアが開いて華恋が入ってきた。
「あ~おはよ~。起きてたんだ。」
「・・・何?そのでかい袋?」
「朝ごはんだよ?」
「朝メシ~??食えるか。それより風呂、入るだろ?」
「入る。でも・・・折角買って来たんだし、あたしご飯作るよ?」
「いいって。マジで食えねぇから。風呂入るんなら、一緒に入るか?」
はいいい???
「碧さんって、もしかして・・・?」
「おま・・・今、何か誤解しただろ?」
「え?違うの??」
「ちが~うってば。じゃなきゃ彼氏なんか作るかよ?」
あ・・・そうでしたね。
「昨日の話、最高に面白かったぜ。」
「あれはあたしの不幸話なんだけど・・・。」
けらけら笑いながら、碧は服を脱ぎ捨てバスルームへ向かう。
「華恋?早く来いよ。」
・・・本当に一緒に入るんだ。
あたし女の子と一緒にお風呂入った事ないよ~・・・。
最初のコメントを投稿しよう!