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この記憶の欠片を集めるきっかけは、自分自身が眠っている時に見る夢でした。
今までの人生において、幼少期に経験した辛い記憶は、私にとって忘れ去りたい物以外の何物でもありませんでした。
瞬間的に過去の自分を思い出したりする事はありましたが、考え続ける事は避けて生きてきました。
今では私も成長し、自分の家庭を持つ事で、母との関係を平穏に保てるようになれました。
しかしながら、お互いに過去の事には触れないように生きていたんです。
今の関係を壊したくない一心で。
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