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その後私達は遊びまくった。
たった一日で、一年間一緒に過ごしたクラスメートかってぐらいに仲良くなって。
もう六時だろうか、少し暗くなったと思ったその時だった。
パッパー…
車のクラクション。
公園の外を見ると車が一台止まっている。
「悠!海!帰るよ!!」
「「はーいっ」」
「うちのおばあちゃんきちゃった…バイバイ…。」
悠達もみんなも寂しげだ。
もちろん私だって…寂しいよ…。
「「「バイバァイ!また来てね!遊ぼ!!」」」
「「うん!バイバイっ!」」
二人に向かって大きな声。
もうどうせ逢えない…。
楽しかったのに…。
△△小学校だって言ってたな。
どこだろう。
もう一度…逢いたい。
私には、恋じゃないけど友情じゃない…、何か分からない物を感じていた。
胸がギューッと熱くなるような
何かを。
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