おかえり、アリス

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「……へっ?」 アリスはその言葉に間抜けな声をあげた。 そして、我に返り周りを見渡した 見渡した部屋にはものがあまりなく、家具はベッドしか置いていない殺風景な部屋。 「私の部屋は?! なんで、ここにいるの!?」 「君が来たいと望んだんだよ?」 「……私が?!」 アリスは立ち上がり、勢い良く窓を開けた。 窓の外には森が広がっていた。 「………」 アリスは脱力したように、床に座り込み頭をかかえた。 ななななんで!? 私、ベッドに寝てて……それで… アリスはチラッと仮面の男を見た 確か、あの人の手を掴んで ……そのあとのことは覚えていない アリスは余計に頭をかかえる。
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