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アリスはふっと体が軽くなったのを感じた。
「ア"リィ…ス"」
「イヤァァー!!!!!」
アリスは立ち上がり、急いでその青年に背を向けて逃げた。
知らない…知らない!!
来ないで!知らないからッ!!
アリスはその言葉を頭の中で叫びながら森の中を真っ直ぐに走り続ける。
木々はアリスが近づくと道をあけるようにして退いていく。
まるでアリスをどこかに導くかのように…
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