狂った時計の針

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少女は暗闇の中で目を開ける。すると、目の前には満月。 月?こんなに近くに… 少女は満月に手を伸ばした。 「起きた?アリス」 ビクッ 触れようとしたその時、満月が意気なり動きだした。 少女は眠気が覚めて勢いよく起き上がる。 「どうしたの?アリス」 「あああああなたは誰?!」 暗闇に浮かぶ、満月を指しながら叫ぶ。 「僕はチェシャ猫だよ、アリス」 「チェシャ猫…?」 すると、暗かった部屋に月の明かりが差し込んだ。 .
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