狂った時計の針

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まるで甘い蜜に誘われた 蝶々のように アリスは仮面の男に手を 伸ばしていく でも、蝶々は気づいているようで気づいていない 甘い蜜に隠された恐怖を…… そして、仮面の男の手を強く握りしめる。 「じゃぁ行こうかアリス、不思議の国へ……」 その言葉が頭に響いた瞬間、アリスはフっと意識が遠退いたと思ったと同時に床に倒れた。 そして、仮面の男はアリスを抱き上げて姿を消した。
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