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道…
真琴【フフフーン】 【道を歩いていた】
ドンッ【誰かにぶつかった】
真琴【いた!】
【そこには、フードの少年が…】
?【……】 【謝らない】
真琴【ちょっと、君!普通、ぶつかったら謝るでしょ?】
?【……すいません…】
真琴【そうそう。】
?【……】 【去っていった】
真琴【ちょっと待てよ…。フード………。あ゛ーーー‼‼も、もしかして……いや…無い無い…。だって、彼は、1年前に、塵になって消えたんだもん…。】
思い出し……
真琴【お願い…私の血を……】
ルカ【駄目だ…】
真琴【どうして?】
ルカ【真琴を失いたくない…】
真琴【だったら、連れてって…永遠に一緒に居られるんでしょ?】
ルカ【永遠に生きるなんて、生きてる事には、ならない…喜んで、悲しんで…真琴は、真琴の命を精一杯生きろ。】
真琴【(泣)】
ルカ【ホント、泣き虫だなぁ…】 【抱きついた】
真琴【またお別れなんて、二度も別れるなんて】
ルカ【違うよ真琴…、俺達は二度も出逢えたんだ】
真琴【(泣)】
ルカ【泣かないで…真琴は、笑ってる顔が一番だから】
真琴【(泣)】
ルカ【…フッ】 【キスをした】
真琴【(泣)】
ルカ【真琴……】 【ルカの体が塵になり、消えかかっている】
真琴【…‼】
ルカ【ありがとう…】
真琴【(泣)】
ルカ【…フッ】【消えた】
真琴【うぅ…(泣)】
ルカ【泣かないで…】【空から声が聞こえた】
【そして、ルカの傘が朝日色の空に飛んでいった。】
真琴【な…はずなのに…】
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