登場人物

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沈黙……………誰もなにも話さない………………。 質問したいことは山ほどあるはずなのに、ショックのあまり口が動かない…………。 しばらくしてようやく生徒の1人が 「なんでここを………………?」 とつぶやいた。担任は暗くふるえる声で説明を始めた…………。 「皆さんも知っているようにザーカルドは宗教をとても重んじる国家です…………。 しかし、その宗教を政治に取り入れすぎ破壊工作まで始めたため、今ではテロ国家と呼ばれて国際連合からも非難されています………。 そして、ついにザーカルドは宗教を政治に取り込むことを激しく非難する日本の正当性を宗教面から否定するために、この千葉中央高校を攻撃することにしたのです……………。」 「何故高校を攻撃することが、日本の正当性を宗教面から否定することになるのですか!?」 1人の女子生徒が悲鳴のような言葉を発した。 「どうやら食料と日本の戦国時代の装備をこちらに送ったうえで自分たちも戦国の装備に身をつつんでここを攻め、対等の立場から勝利を勝ち取ることで日本は神に見放されたという証拠にするようです……………。 ザーカルドの宗教は戦いは国の命運に置き換えられると教えていますから……………。」 「先生たちはどうするのですか? 指示を出してくれるんですよね?」 生徒の哀願するような質問にも担任は首をふる。 「残念ながら私たち教員は人質としてこの学校から引き離され他の民間人の人質と合流することになります……………。 そしてもうすぐ時間です。 私たちは行かなければなりません……………。 私たちが去った後にザーカルドの人がこれからのことについて説明に校庭にあらわれます。 生徒の代表として生徒会を出すように要求されていますから生徒会長、副会長、……………どうかお願いします…………。」 そこで土方と相楽、桐林は我にかえって狼狽した。「俺(私)たちがですか?! そんな……………。」 「残念ながらもう時間がありません………………。 皆さん……………どうかご無事で…………。」 教員は皆戦闘車両に乗せられて連れていかれた…………。 残された生徒は途方にくれる余裕すらなかった……………。 千葉中央高校の生徒にとっての悪夢が始まろうとしていた……………。
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