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その男の名は、ケニー・メリック。
お察しの通り日本人ではない。
ある出来事で自国を捨てることを余儀なくされた者の一人だ。
それは、半年前に遡る……
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺がまだLAにいたころにある男に車のデリバリーを頼まれた。
俺はもう運び屋としての名が結構あった。
そのおかげでこうして仕事が度々来るわけだ。
そして何時ものように仕事を引き受けた……。
それが全ての終わりだとも知らずにね……。
仕事は簡単なものだった。
HILLSにある家から車を運んでくるだけのこと…。
何時もならばそのままこなせばよかったのだが、俺は運び屋としてはしてはいけないことをした。
そう… 『積み荷』を見てしまったのだ…。
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