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「イタリアに留学していた、転入生の“獄寺隼人”君だ」
──ゴク、…ハヤト?変な名前...
朝のHR中、
俺が夢の中に落ちそうになった時。
いきなり教室がザワザワし始めた。
「ちょ…かっこよくない~?」
「帰国子女よ!」
普段他のクラスの女子と比べれば
静かな筈の女子が、珍しく騒いでいる。
──かっこいい…?“子女”ってんだから女、だよな?
机に突っ伏しながら考える。
でも名前は確か、『ハヤト』だったような...
女子なのか男子なのか…
少し気になって頭を上げてみた。
すると。
黒板の前に立っている
銀髪の少年と目があった。
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