わたあめ

貴方の選ぶ場所はいつも向かい側で
良く顔が見える位置を探す
私は貴方を見つめる事が恥ずかしくて出来ないのに
下ばかり向いた私を振り向かせないで
言わせたい言葉を引き出すみたいに貴方は
私から何かを奪ってく
自信なんてこれっぽっちも無いの
だから貴方に好かれようなんて考える事も
大それた願いのようで
勘違いだって思い込む
貴方は信じているけれど
私には勇気が無くて踏み出せないわ
地面を裂くようにスタートを切る人の隣で
私はスローペースで歩く
自己主張は強い方なのに
貴方に関わる事には全てお手上げなのです
こう見えて中身は乙女です
それを見抜く貴方が胸を突くの
早くどうにかなっちゃいたいわ
夏は嫌い
だって騒がしくて見てるのも疲れちゃうから
でもね暑い日ほど人肌恋しくなる
貴方はきっと今も毎日一生懸命に夢に向かって生きているのでしょう
私はその貴方の熱なら多分きっと好きになれるだろう
もっと確実に私を射止めてください