わたあめ

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急に辛くなりました 貴方はまだ遠くて 勝手に近いものだって勘違いしてたの やけに今日は寂しいので ヘッドフォンから聞こえる世界へ トリップしてみる 溜息も忘れて聞き慣れたメロディーに 心を浮かべて瞳を閉じるよ もう一度出会ったら 貴方は私を見付けてくれるかな? 時が過ぎる度服の趣味も髪の色も変わる ちゃんと知ってて欲しいな それだけで嬉しいから… 名前すら聞くのも怖くて 未だに貴方の呼び方も分からない 私の戸惑いはいつも空回りする 貴方の目線の中に居ると緊張して 死角を探してしまうんです 話し掛ける事も出来ない臆病者 嫌っているように見えるのかな? 本当は誰より貴方が大好きなのに言えないの 次はいつ会えるかも分からないのに 私は遠くで見つめているだけ この愛に貴方は気付くかな? いつまで他人で居るのかな? その声が聞きたい 笑顔が見たいよ まだ私には時間が必要なんだと思います 待たされるのは嫌ですか? 優柔不断な私は無理かな? 本当は貴方に相応しい人が理想なんです だけど自我を捨てられず いつも日が暮れていく…
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