公然猥褻

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ニヤリと勝ち誇った笑顔 今日は仏滅に違いない 「という訳で、私をお持ち帰りする権利をアンタにあげるわ」 「某竜宮サンのトコにでも行ってくれませんかねェ」 「そいつは無理な相談で」 ネタの幅が広い兎である 「…アタシのネタは、一〇八式まであるわよ」 本気で面倒だ、コイツとの会話 「で、どうやって俺ン家まで行くんだよ」 ちょいちょい、と指を動かす 「…ンだよ」 「上着貸しなさいよ。言わなきゃ解らないなんてコレだから愚民どもは」 「…その口調は絶対お前のネタじゃ無い」 「バレた?てへっ」 我慢しろ、この沸き上がる殺意を、我慢だ我慢 「…チッ、貸し1だかンな」 上着を羽織るてゐ まあ何とかソレっぽく見えないこともないだろう 「おお、男の匂い。ってイナバはイナバは言ってみたり」 ヤベェ、この口調現実だとウザイだけジャン 一方通行よく我慢した 「禁書も守備範囲かヨ」 「あ、私はインデッ●ス派だからね」 ああ、早く帰りたい
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