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「あぁもう面倒くさい!!」
因幡てゐは竹林を疾走する
「ついてくんな!!キモいのよヘタレイセン!!」
見た目相応の少女なら絶対吐かない罵り言葉を撒き散らかしながら
背後に迫るは、お師匠様のクスリで元々少ないネジが飛びきったレイセン
正直、かなりおっかない
息を荒げ、気持ちの悪い笑い声を響かせ迫る半裸のウサ耳少女
はたから見れば抱腹絶倒、私も当事者じゃないなら是非写真でも撮りたい気分だ
だが、実際追いかけられるとなると話は別だ
1000年以上生き延びたこの、因幡てゐ様の本能がビンビンと危険をしらせてる
「気持ち悪りぃぃ!!もうやだああああ!!」
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