ハジメテの

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「うわ…」 「なんだそのリアクション」 てゐは正に開いた口が塞がらない状態である 「だってねぇ…こう言うのって取りあえずあんまりしっかりしてないのがセオリーじゃん」 まずは玄関先、綺麗に1㎜のズレもなく揃えられた靴 と言っても必要最低限のモノしか無く、無駄がない それに続くは埃ひとつ落ちてない廊下 中に入れば、決して豪華ではないものの、絨毯のしわ、テーブルクロス角度に至るまで整えられたらダイニング まるで写真から切り抜いた様な光景 しっかりと使い込まれた様子が見てとれる調理器一式達は、無駄無く積まれ瀟洒に佇んでいる コレほどまでに完璧なのに、ショールームの様に生気が感じられない訳でもない 「完璧過ぎるでしょ、アンタ絶対こんなキャラじゃ無いし」 「そーか?まあ整ってて損するこたァ無ェし」
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