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「ナルホド、鈴仙ちゃんね」
「は、はい…」
さっきからえっちな波長に当てられる私
ピンクのもやもやが私にまで及びそう
不思議と、それ自体は嫌じゃなかった
私と話してるのにえっちな思考を止めないのはイヤだけど
「んで、家は?帰らんと親さん心配するんと違う?」
「あー…、そのー…」
正直に本音を話すべきか、迷う
「なんや、煮え切らん言い方やな」
今、頼れるのはこの人だけな気がする
口調は少し荒っぽいけど、面倒とかには思ってないみたいだし
それに、少しだけど、狂気の波長はまだ感じる
素直に、怖い
なら…
「私…人間じゃ無いんです。というか、多分こっちの世界の住人じゃ無いんです」
「まあだろうねぇ」
「ほへ?」
「頭にでっかい耳垂らしてたら誰も人やと思わんやろ」
「あはは…」
「愛想笑いは嫌いや、俺。で、どっから来たん?」
「幻想郷…から」
「紫はんのおるアソコか?」
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