兎何見て跳ねる

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「たまぁ~にな、神酒やら俺の下着やらが唐突に無くなるコトあってん。んで、たまぁ~に、なんか女物の下着やら脇全開の衣装やら、古いお金やらが出てくるワケな」 「お賽銭消失の原因はそれだったんですね」 「んにゃ、でな、去年の暮れに境内に尻尾生えた美人の狐はん落ちてきたんよ」 「ふむふむ」 「で、あんなことやこんなことや●●●ヤったん」 「…」 思わずジト目で見る 「そない見つめんといて、テレるやんか。んで、とりあえず一晩泊めたん。そしたら次の日、やたら妖艶なお姉さま居るワケよ」 「…」 思考回路が低俗すぎる 「とりあえず●●●ヤらせれ言うたら殴られたけどなん。」 変態がタフなのは本当らしい 「んで、そこでいろんな説明受けたワケよ。結界のことや、幻想郷のコト、ゆかりんのスリーサイズに好みのタイプ」 「アナタが救いようのない変態だとはよくわかりましたよ」 「そない誉めてもなにも出んがよ?」 「…」 「で、鈴仙はどうすんの?」 「帰れれば一番ですけど…」 「そか…ん~…ならウチ来たらどや?」 「え…」 「心底嫌そうな顔は止めて、な?流石に傷つくがな」 「だって…アナタからずっとえっちな波長でてるし…言動最低だし…」 「な、何故バレたし!?…あ、鈴仙の能力ってなんなん?」 「あ、言ってませんでしたね。大まかに言えば人の波長が見えて操れる様な感じの能力です」
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