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「まぁ、コレも俺的なコミュニケーションの方法て割りきってや」
ゲラゲラ笑いながらそう言われる
全く反省してなかったようだ
「はぁ…もういいです」
「で、鈴仙ちゃんどうするん、ウチ来るの?」
「ま、不本意ですけど…」
この人に頼るほか、私にはどうにもできない
そう割り切っても、何だか納得出来ないが…
「そか、ほな行こか」
こうして屈託の無い笑顔で笑って、恐れずに話しかけてくれるだけなのに、嬉しい私が居たりする
「そういえば、あなたの名前は?」
「ん、そか言ってなかったな。俺は博霊智早(ハクレイチハヤ)や。」
「智早さん、ですか」
「おう、気軽に智早(はぁと)ってよんでくれ」
「早速ハードル上がりまくりですね。」
「ボケをいちいち拾ってくれる鈴仙ちゃん大好きやで」
「ありがと…ってええっ!?」
カッカッカ、と智早さんが笑う
「鈴仙ちゃんホンマからかい甲斐があるなぁ。素敵やで、ホンマ」
「うゆ~…女の子を苛めちゃダメなんですよ!!」
「これも愛故じゃけん、許してや」
「またっ…!!愛とかホイホイ言って…!!」
カッカッカとまた笑われる
「うゆ~…酷いです…」
不思議と彼はイヤじゃなかった
元来男嫌いの私にしては
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