嘘吐き兎と節約男

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一体どこで市販されてるのか、謎すぎる携行軍隊食を食べる 「じゃあ行くわよ」 「どこにだ」 「海に決まってるじゃない」 馬鹿なの?死ぬの?的な目で俺を見上げるてゐ 「会話の展開が分からない、説明を所望する」 「朝起きた、暑い、天気がいい。そうだ、海行こう」 「脈絡の欠片もなく話を展開するのね」 「馬鹿に付ける薬はないわ」 「絶対使い方間違ってる」 「いいじゃない海くらい」 「近場の海なんて人間が互いにもみ合い押し合い膝下洗うよな水溜まりに浸かるだけだぜ?」 「じゃあ遠くに行こう」 「人はソレを古来より無茶振りと呼ぶぜよ」 「いいじゃない経るもんでもないし」 「俺の預金残高はガリガリ減ってるがな」 「どうせ金有るなら使わなきゃ」 「どこぞの詐欺兎のお蔭でマッハだよ」 「全くとんでもない輩が居たもんね!」
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