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「ん…はっ‥たッ‥ちょ…ん」
苦しそうな安田の声。
いい、僕が安田を
ちゅうで困らせているんだ。
ギュッと、腕を掴まれた。
ゆっくりと銀色の糸を引きながら離れる唇。
幅5㎝の距離で見る安田の顔は、
頬がほんのり赤くなってて
少し眉毛が下がってて
涙目で可愛いんだ。
いつも、この顔が見たいんだ。
僕が作る安田の表情。
このまま、新たな表情を作ろう。
「ヤス…しよ?」
パッと真っ赤になる安田。
「優しくしてな‥」
「えー…分かれへんっ」
「えー!?」
さぁ次は、どんな表情を
見せてくれるのかな。
終.
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