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私は良い母親でもなかったし、日に日に成長する直樹は、私の浮き沈みの変化にも気付く様になっていました…。
「お母さん大丈夫?どっかしんどいの?」
「いっつも何のお薬飲んでんの?ずっと風邪ひいてんの?」
「直樹が一緒に寝てあげるから、泣いたらあかんよ。」
"痛いよぉ!"って言うぐらい、直樹を抱きしめましたね…。
あんなに小さくて子供だった直樹が、私の事を想って気にかけてくれるまで成長している…。
あんなに飲み会が好きで、毎週の様に騒いでた和樹が週末は料理までしてくれて、家事を手伝ってくれている…。
時が経つにつれて、二人の存在が私の安定剤に変わっていきました。
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