満月

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辺りはすっかり真っ暗になっていた。犬夜叉たちは川の近くの木の下で休むことにした。 かごめは眠り続けているため、何があったかを犬夜叉が話している間、珊瑚と七宝が犬夜叉の腕の手当てをした。 珊瑚「そんな事が・・・どうりでこんなに酷いわけだ。」 犬夜叉「珊瑚、本当にお前じゃないんだな?」 珊瑚「当たり前だろ?あたしはずっと法師さまと一緒にいたし、そもそもそんな事するわけない。」 弥勒「珊瑚ではないとすると、一体何者でしょう。犬夜叉の話からすると、その者は本当に珊瑚そのもの。妖気もなく、人間の、しかも珊瑚の匂い。」 珊瑚「面倒だね。本物かどうか見分けがつかない。」 弥勒「そうですね・・・ん?犬夜叉、どこに行く?」 弥勒たちが話し合っている途中で、犬夜叉は立ち上がった。 犬夜叉「なんでもねぇよ。」 そういうと、犬夜叉は川のほうへと歩いていった。
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