満月

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かごめ「あのタタリモッケの?」 冥加「うむ。」 珊瑚「タタリモッケって?」 弥勒「タタリモッケとは幼い子どもを無事に成仏させる間、遊び相手になってくれる妖怪のことです。」 冥加「しかし鏡憐と言っておった者たちに名はない。あの者たちは遺された者たちに死んでしまった者と会える機会を与えるのじゃ。」 かごめ「それって、死んだ人にも会えるって事?」 冥加「願いが強ければ一度だけ可能じゃ。だがその者が会えるのは本当に死んでしまった者ではない。」 弥勒「会えるのは、死んだ人に化けた鏡憐達・・ということですか。」 冥加「そうじゃ。そのため鏡憐たちには妖気はなく、匂いや性格までその人そっくりになるのじゃ。ただ・・・」
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