虹のふもとに何がある?

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「そういうお前はどうなんだよ?」  お返しとばかりに今度は博人がみなもに訊く。 「私? 私はこんな感じかな」  みなもはためらいもせずに結果を見せてきた。  点数はそれほど高くはなく、志望校の合格判定もまだ低い。 しかし、博人と違うのは点数の伸び。みなもは模試を重ねるごとに着実に点数を伸ばしてきている。それを示す棒グラフは順調に右肩上がり。  ずっと低空飛行の博人とは違い、みなもの頑張り具合を如実に物語っていた。 「夢見る少女は無敵なのさ!」  みなもは「いえいっ!」と親指を立てた。
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