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鍵を借りに行き、その時部屋で見た時計で13時21分。
倉庫の扉を開け、積もりに積もった二年間分の埃と格闘し、三分の一くらい片付いたところで休憩しようという事になり、その部屋で見た時計は15時48分。
ちなみに、自分が腕時計を身につけていた事に気付いたのはその時計で15時54分。
「疲れた……」
「そうか？」
勿論こんな状況も予想していた。プランＢと呼べるくらいに、簡単に予測できる。
しかし陽にとっては予想外だったらしく、半ば諦め気味だ。
俺の方は少なからず予測していたため、まだ計画の内に入っている。心構えだって、もっと遅くなっても対応できるくらいには。
「なぁ、これ今日中に終わる気がしないんだけど」
「そうかもな。でも、大体三分の一で約二時間なら後約四時間だぞ？」
「四分の一の間違いじゃないのか……？」
そう言って更にうなだれる陽。
もし陽の言う通り四分の一ならば、後約六時間あの部屋を掃除する事になる。
別に必ず今日中に掃除しなければならないという事もないだろうし、誰か応援を呼んだっていい。
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