1人が本棚に入れています
本棚に追加
幼い頃はトレジャーハンターに憧れていた
モンスターからみんなを守り、巨大なモンスターも簡単に倒してしまう
彼等はヒーローそのものの
トレジャーハンターになるべく
『暁の裾野』名の魔導銃道場に入門
日々鍛錬を重ね
16の誕生日の日に道場主、アサルムに呼ばれた
「トレルムよ」
「はい師匠」
「日々鍛錬に励みよく力を蓄えた、外に行っても恥ずかしくない腕前だと、私は判断した」
目を輝きさせ道場主を見つめ
「それでは」
「うむ、ギルドにトレジャーハンター試験の紹介状を書こう」
「やった!」
「これ、騒ぐのでない」
「も、もし分け有りません」
すぐに頭を下げる
「嬉しい気持ちは分かる、だが、魔導銃使いは常に冷静な判断が必要となる場面が出て来る、常に周りの情報を入れて判断しそれに合わせた対処が求めれる」
「はい」
「トレルムよ、お主はまだ若い、いろいろな経験を積むばそれらは自ずと出来よう」
アサルムはゆっくりと後ろに振り向き
「付いてくるがよい」
道場の奥に消えていく
慌てて追いかけると
棚の上に魔導銃が置かれていた
最初のコメントを投稿しよう!