陰陽

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──何故? 「アイツには仲間がいるんだ……?」 ──何故、笑っていられる? 「……アイツには笑っていられる資格なんて、ないのに……」 ──何故、居場所がある? 「僕は……居場所も、仲間も……何もない……」 ──そう、あの頃から── 「──じゃあ、私が仲間になってあげましょうか?」 背後から聞こえた、声。 「アンタは……?」 眼鏡を光らせた男は薄笑いを浮かべながら言った。 「私は──」
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