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「うにゃ~…
あれから、もう4ヶ月にゃ…」
カウンターにうなだれている猫耳フードを深く被った男。
長く黒い前髪と、深く被ったフードによって、目は見ることができない。
微かに見える向かって右側の頬には、引っ掻かれた様な刺青が3本入っている。
ちなみに、紫と黒のしまもようの入った、二股に分かれている尻尾を持っている。
服装は、なんとも不思議で、猫耳フード付きの服。
その服は、ボロボロなのか、わざとなのかは不明だが、一部一部違う色の布が縫い付けてある。
しかも、フード付きの服の下に着ている服の袖は長く、手さえも見えない。
ちなみに、所々紐が巻き付けてあり、方耳、腕、首と、様々な所に巻き付けている。
お腹から腰には、無意味の包帯が緩く巻き付けてある。
首に巻き付けてある紐には、猫の顔の形のデザインの鍵がぶら下がっている。
腰には、布も巻き付けてあり、布の端がユラユラ揺れている。
下は、普通にズボンを履いている。
まぁ…とにかく、個性的な服装。と言う事だ。
「あの時は、店を建てる事に真剣になりすぎてたニャ。」
この男がいるのは、『しろクロ猫サンの店』という名のカフェ。 お客は、少なくも多くもない程度。
いや…少ない…だろうか…?
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