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「……鮨祿(シロク)サン。
そこ、お客様が使うカウンターです。
邪魔ですよ。」
背後から現れた少年は、呆れた様にため息をつきながら行った。
「うニャ…?
あぁ!!レタ君!!
お疲れニャ~♪ていうか、僕の事は店長、もしくはしろクロサンと読んでくれニャ♪」
カウンターから起き上がり、レタと呼んだ少年の方に振り向く鮨祿。
ここで1つ。
この猫男の名前は、鮨祿(シロク)
一応、このカフェの店長だ。
「……しろクロサンって…何です?」
「僕のあだ名ニャ♪」
「はぁ…」
頭に?を浮かべる少年。
この少年の名前は、レタ。
このカフェの優秀な店員である。
容姿は、カッコいい系。
きっと、もてるだろう。
黒いサラサラの髪に意志の強い黒い瞳。
歳は…18、といった所だ。
ちなみに、彼は普通の人間。
「にシャシャ♪♪
まぁ…いずれあだ名の意味も分かるニャァ」
「そう…ですか…?」
「ニャハハ!!
…………あにゃ?他の皆は何処に行ったのかニャ?」
「鮨祿サンと違って、真面目に働いています。」
「このカフェの店員は皆優秀で助かるニャ☆」
「えぇ、鮨祿サンと違って。」
「何か……言ったかニャ?」
レタの言葉に黒いオーラを出す鮨祿。
「なッ何でもありません」
そのオーラにビビりながらも普通に返すレタ。
どうやら、鮨祿は服装とは一変して、腹黒い様だ。
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