賛歌

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不老不死はなんておぞましい 永遠に精神を磨り減らし 死ぬことも老いることもなく 永劫に生きねばならぬ 魂に自由があるのなら 彼のモノの魂は監獄に縛られ 腐り果てるのを待つのみ 人間よ 動物よ この世全てよ 不老を望むな 不死を望むな 神ですらおぞましいのに どうしてそれ以下の人間が それ以上になれようか 人間よ 我らの牙は神をも殺す それは我らが死ぬからだ 死ぬからこそ生きようとする 惰生ではなく望む生として 人間よ 我らが牙は化物を滅ぼす それが例え不老不死の吸血鬼で あろうともおぞましい闇の眷族でも汝らは勝てる 人間だからだ ただし、化物を殺すには化物に近付かねばならないのだ 心せよ 愚神賛歌
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