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...なんで?
なんでみかのコトを?
いじめ?
なんで私が?
驚いた顔を隠せない私。
さりなさんは、
「はなチャンは嫌いじゃないのぉ?」
嫌いに決まってる。
あんな自己中で、わがままな奴。
でも、でもね、
いじめと嫌いって別だと思うんだ。
嫌いだからいじめる?
うざいからいじめる?
...最低。
そうゆう奴こそ、いじめられればいいんじゃないの?
「で、はなチャンは協力するの?しないの?」
「しない。」
きっぱりと。
驚くほどきっぱりと私は言った。
「..何で?みかのコト、」
「うるさい。嫌いか好きかでいじめなんかしない。」
「ふーん。」
意地悪そうにさりなさんは言う。
「じゃ、はなチャンもみかの味方って訳?」
「そんなわけないでしょ。」
「は?」
「いじめはしない。けどみかの味方もしない。」
こうゆうのが一番楽でしょ?
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