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『おーい！
ハァハァ、おくれてごめん』
（ここは、某所。いわゆる待ち合わせ場所である。
今、一人の少年が走ってきた。）
『全く、何時になったらその遅刻癖治るの～？もう30分も遅刻してるじゃない』
『まぁそう怒るな。
こいつの遅刻癖はいつものことだ。それに…』
『それに？』
『こんなことだろうと思って集合時間を1時間早めておいた。』
（そこには一組の男女がいた。どうやら彼の友人のようだ。）
『さっすが～
それにくらべてこの計画の発案者は…
はぁ…』
『うっ！…まぁ落ち込んでてもしかたないな。
さぁ出発！』
『えっ！？本気で行く気だったの？私どうせいつもの事だと思っていつもの格好で来たわよ。』
『俺もだ。でも大丈夫たろう。
出発まであと30分もある。今から帰って準備して来よう。』
（遅刻してきた少年はいつも変な計画を立てているらしい。）
『う～ん…わかったわ。それじゃあ30分後にここに集合ね。』
『あの～俺は？』
『『ここで待ってろ（なさい）！！！』』
『はい…』
（少年は取り残され出発は30分後になった。）
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