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3760年…
ここは『ジャンクス』(大昔に日本と呼ばれていた侍の国)の『京帝』(日本と呼ばれていた頃の東京と言う中心ともいえる大都市)に建つとあるアパートの一室
そこには1人の少年が
何不自由なく平和に
暮らしていた
名前は
九牙 絢哉(くげじゅんや)
15歳、現在『帝立中央中学校』に通っている、何気ない中学生だ
今日もまた学校から帰りつき一息ついているようだ
「はぁ…疲れたぁ…」
第一声はいつもこれ
家には自分以外誰もいないので「ただいま」とは言わなくなったのだ
ドサッと荷物をソファーになげやって、バフッとベッドに倒れ込んだ
この倒れこむ瞬間がたまらないらしい、1日の疲れを取ってくれるだとか
玄関を入れば右手にトイレドアを開ければすぐ左手にキッチンがあり、その先にはワンルームが広がっていると言ういたって普通のアパートである
そのワンルームのベッドの上で今にも夢の世界へ引きずり込まれそうになっている絢哉の脳みそをフライパンでぶん殴ったかのように突然アラームが鳴り響いた
「あー…忘れてた…」
チッと小さく舌打ちして
もそっと絢哉は起き上がった、そして学生鞄の中を
ガサガサとあさり始めた
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