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「なぁ、お前今スッゲェ失礼な事考えただろ?」
「そんな事は無いぞ?今、日本で最も忌むべき存在である稲葉直樹くん」
「思ってる事全部聞こえてるぞ?」
つい呟いていたらしい失敗したな。
いつもと変わらない日常。なんだかんだで安心できる場所。普通だと言われること請け合いだが、別に構わない。
「いやー、しかしお前とこうして馬鹿話をしてると、すぐに学校に着くのが不思議だよな」
直樹が呟いた。
「そんなのテンポを重視する為に決まってんだろ?誰が野郎2人の会話を2、3ページも読みたがるよ?」
「………そうッスね」
この野郎、リアルな話をした瞬間スルーかよ。
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