始まりは唐突に

3/9
前へ
/30ページ
次へ
「なぁ、お前今スッゲェ失礼な事考えただろ?」 「そんな事は無いぞ?今、日本で最も忌むべき存在である稲葉直樹くん」 「思ってる事全部聞こえてるぞ?」 つい呟いていたらしい失敗したな。 いつもと変わらない日常。なんだかんだで安心できる場所。普通だと言われること請け合いだが、別に構わない。 「いやー、しかしお前とこうして馬鹿話をしてると、すぐに学校に着くのが不思議だよな」 直樹が呟いた。 「そんなのテンポを重視する為に決まってんだろ?誰が野郎2人の会話を2、3ページも読みたがるよ?」 「………そうッスね」 この野郎、リアルな話をした瞬間スルーかよ。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加