始まりは唐突に

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「あ、そう。じゃ、ゲーセンは延期だな」 「そうだな。悪いが先に帰っててくれ」 「オーケイ。明日、結果教えてくれよ」 「だから、告白されると決まった訳じゃないだろう?」 「へぇー。誰が告白されるって?」 後ろから声がした。 「お、おはよー委員長」 「おはよう。直樹」 やってきたのは俺たちのクラスの委員長、双葉百合だった。 「で、誰が告白されるって?」 「コイツだよ。コイツ」 「ウソォ、亘が?オタクなのに?」 「委員長、オタクなのは関係ないよね?」 一応、聞いておく。オタクだから告白されないと言うのは偏見なんだから。 実際、直樹という生き証人もいるのだからw
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