始まりは唐突に

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「ま、確かにオタクだから告白されないってのも変だけどねー」 「そうだろう?」 「でも、あんたが告白されるのは心底意外」 何故だろう、たまには委員長の何気ない一言にグサッとくる 「そんなことより早く行こうぜ?1時限目って生物だろ?あの先生、遅刻に厳しいじゃん」 「いっけないもうそんな時間?」 キーンコーンカーンコーン 「あ、始業5分前のチャイムだ」 「やべっ。急ぐぞ委員長」 そういうと、3人で廊下を疾駆する。 そして教室。 「えー、今日は斉藤先生が出張の為、自習となります」 激しく脱力した
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