太陽

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照れて赤く火照ったその表情を目に焼き付け、僕は急いで帰った。 君が帰り際に言ったあの言葉はどうしても受け取れないから。 涙を隠すのが精一杯で僕が走って帰ったことなんて、君は相変わらず知ることもないだろうな。 そしてまた明日につながって、君はまた言うんだ。 「初めまして。よろしくお願いします。」 って。 僕もまた返すんだよ。 「初めまして。こちらこそ。」 って。
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