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「…―だから。
よろしく。」
どれぐらい寝たんだろうか、話し声で目が覚めた。
「…あお、…ちゃ…?」
ぼんやりとした視界の中、顔をあげると見たことないイケメンと蒼ちゃんが話していた。
「…だれ…?」
完璧寝ぼけてる俺。
「ふふ、愛野ちゃんおきたあ。
この人は、修くんだよ。
紅夜修くん。
きいたことない?」
「…ない…」
そういうと紅夜と呼ばれた人は少し笑って、じゃあとにかくよろしくね、と蒼ちゃんに声をかけ美術室を出ていった。
最後に
「俺の名前ちゃんと覚えておいてね。
―愛野くん。」
て笑いながら。
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