いつもの

9/9
前へ
/185ページ
次へ
「修くんのこと知らないの? 愛野ちゃん。」 「うん。先輩?」 「そうだね、俺とタメ。 特別クラスのトップだよ。」 (ちなみに蒼ちゃんは先輩なんだけど、タメ口でいいっていうんでタメ口なんです。) 「へ!? あの人がトップなんだ。」 し、知らなかった…呟くように言ったらふふって笑われた。 「…あれ? なんで特別クラスのトップと話していたの?」 「幼なじみなの。 仲いいんだよ。」 「そうなんだあ。 なんかさ、紅夜さん… …………。」 「? どうしたの?」 「―何でもないや。 蒼ちゃん俺帰るね。 今日はありがとう!!」 そういって俺は手をふると蒼ちゃんも手をふってくれた。 「またきてね。」 「うん!またくるね~」 (そう、こんな感じがいつもの日常。)
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

929人が本棚に入れています
本棚に追加