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琢磨「!!」
信二「・・・っ」
紫「もう一度聞くわ。貴方、お母さんに会いたくない?」
琢磨「ちょっと待ってくれ!」
紫「何かしら?」
琢磨「母さんは三年前に事故で死んでるはずだ」
紫「えっ?」
信二「・・・」
紫「ハァ・・・そういうこと。琢磨君貴方のお母さんはまだ幻想郷で生きているわ」
琢磨「なっ・・・親父!どういうことだ!説明しろ!」
信二は下を向き沈黙を貫いていた
琢磨「おい!黙ってねぇで早く説明しろ!」
紫「琢磨君落ち着いて。それは「いや、いい」えっ?」
信二「それは俺から言う」
紫「・・・わかったわ」
信二「ありがとう。琢磨、すまん。俺は嘘をついていた。母さんはまだ生きている」
琢磨「何で嘘ついてたんだよ!」
信二「それは彼女が望んだからだよ」
琢磨「ハァ?何で?」
信二「それは解らない」
琢磨「・・・何でだ?」
信二「彼女が言わなかったからだよ。」
琢磨「・・・こんなことやってたらキリがねぇな。一つ確認させてくれ。母さんはまだ生きているんだな?」
信二「そうだ」
琢磨「そしたら、事故にもあっていないんだな?」
信二「いやそれは違う」
琢磨「?」
信二「事故には実際にあったんだ」
琢磨「じゃあ何で母さんは生きてるんだよ。事故に遭ったら普通重症とか、最悪死んだりもするじゃねぇかよ」
信二「それはそうだが、母さんが無事だったのは、母さんが事故に遭ったときに、いつから面識があったのかは知らんが、そこに紫が何故か来たんだよ。それで、紫が母さんを幻想郷に連れていって、怪我が完治してからもずっと幻想郷で住んでいるんだよ。」
琢磨「ちょっと待て。じゃあ俺は捨てられたのか?」
紫「それは違うわ」
琢磨「じゃあ何で?」
紫「それはね、幻想郷に入ったらもう二度と出てこれないのよ」
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